佐々木朗希、メジャー挑戦!ドジャースでの成功に向けた鍵とは?

佐々木朗希、ドジャース入団決定!メジャーでの活躍に期待が集まる理由

佐々木朗希のドジャース入団が決まり、メジャーでの活躍が期待されていますが、なぜここまで期待されているのかを深掘りしていきます。

佐々木郎希のプロフィール

  • 生年月日:2001年11月3日
  • 年齢:23歳(2025年1月時点)
  • 血液型:0型
  • 出身地:岩手県陸前高田市
  • 出身高校:大船渡高等学校
  • 身長、体重:身長 193㎝、体重 92㎏
  • 最高球速:165km/h
  • 好きな食べ物:寿司(特にウニ)、ハンバーグ
  • 趣味:料理
  • 好きな言葉:人事を尽くして天命を待つ

佐々木郎希の経歴

高校進学に当たって、県内外から声がかかるも、地元で甲子園を目指したいという想いから県立大船渡高校に進学。

公式デビューは1年夏の県大会2回戦で3番手投手として登板。4対3(二死二・三塁)という一打逆転の場面で登板し、147㎞/hを計測し、ピンチを断ち切った。

同大会では1試合のみの出場で、チームは3回戦で敗退。

2年秋の県大会ではエースナンバー背負って、1回戦で高校2年生史上最速タイとなる球速157km/hを計測し、チームを16年ぶりのベスト4に導く。

3年生になると、佐々木は高校日本代表候補による研修合宿の紅白戦で、非公式ながら球速163km/hを計測。

これは大谷翔平が持っていた高校生最速記録である160km/hを上回る記録で「令和の怪物」と称されるようになりました。

大きな注目を集めた3年夏の県大会では、エース兼4番打者としてチームを牽引。

4回戦の盛岡第四戦では高校生史上最速となる160km/hを計測し、同試合では延長12回まで投げ、21奪三振を奪いチームを勝利に導きました。   

準決勝でも一関工業に15奪三振と、完封勝利を収め、チームは決勝へ進出。

甲子園で佐々木の姿がみれると期待した決勝戦では、「故障予防のため」との監督判断により、登板を回避し、決勝で敗れました。

これに対して大船渡高校には苦情の電話が殺到し、野球関係者や評論家の間でも議論になりました。

当時はメディアもこぞって取り上げるなど、社会問題になりましたが、今となっては監督の判断は正しかったと言えるのではないでしょうか。

 

日本プロ野球での実績とポテンシャル

「令和の怪物」と称される佐々木朗希ですが、実際にプロ野球でも活躍してるの?という方もいると思うので、これまでの実績を紹介していきます。

  • 日本プロ野球記録かつ世界記録となる13者連続奪三振
  • 日本プロ野球タイ記録の1試合19奪三振
  • 日本プロ野球公式戦における、史上最年少の完全試合の達成 

これはほんの一部ですが、ピッチャーとしてのポテンシャルは大谷翔平と同等以上だといえます。

大谷翔平は二刀流を高い次元で両立していますが、その分負担が多くなりがちで、ピッチングはやや落ちてしまいます。

一方でピッチャーだけに専念できる、佐々木朗希は万全の状態で投げることができるため、大谷翔平がまだ獲得したことのないサイ・ヤング賞の期待も高いです。

なぜドジャース?移籍先として選ばれた理由とは

ドジャースが佐々木朗希を選んだ背景

ロサンゼルス・ドジャースは過去にワールドシリーズを8回も制覇している非常に強いチームです。

2024年には、ベッツ・大谷翔平・フリーマンを主軸に圧倒的な強さで4年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たしました。

そんなドジャースに、佐々木郎希が本当に必要だったのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

昨年は見事に世界一になることができましたが、ワールドシリーズを簡単に制覇できた訳ではありません。

年間を通して怪我人が多く、先発ピッチャーの不安定さが目立つシーズンとなりました。

なんとか中継ぎを含めたブルペン陣が凌いで世界一をもぎ取ったという印象でした。

今年度はカーショーや大谷翔平も先発ピッチャーとして、戻ってくる公算もありますが、不安要素は尽きません。

そのため、先発ピッチャー候補として、佐々木朗希に白羽の矢が立ちました。

ドジャースとしても、じっくり育てたいという考えを持っているので、ゆとりを持って登板させる可能性は高いです。

2〜3年後のドジャースのエース候補として、この段階で獲得したのではないでしょうか。

佐々木郎希がドジャースを選んだ理由

入団会見で、ドジャースを選んだ理由について、

「いろいろな話をしたうえで総合的にドジャースがよかった」

「一番はフロントの安定感だと思っています」

などと言及していました

佐々木自身が一番成長できる環境がドジャースには整っているとの判断があったのではないでしょうか。

日本人が誰もいない環境に身を置いた方が成長できるのでは?という葛藤もあったと思うので、入団会見でのなんとも言えない表情は緊張だけではなかったように思います。

佐々木朗希はメジャーで通用しない?自身の課題とドジャースの問題点

佐々木ファンには申し訳ないですが、メジャー1年目での活躍はあまり期待できないと個人的には考えています。

決して実力がないという話ではありませんが、メジャーで通用しないと考える理由を解説していきます。

佐々木朗希がメジャーで通用しない理由

佐々木朗希は日本野球界屈指の球速を持っているピッチャーです。

メジャーでも、バッタバッタと三振を取る光景を期待している方も多いのではないでしょうか?

しかし、スピードが速いだけのピッチャーはメジャーリーグにはウヨウヨいます。

そのため、目が慣れてくれば、佐々木の速球に喰らい付いてくる可能性は高いです。

そうなると、ストレート以外の球種がどの程度機能してくるかが、重要になります。

佐々木朗希の球種はストレート、スライダー、スプリットの3種類です。

球種はあまり多くはありませんが、どれも一級品です。

しかし、メジャーリーグのボールは日本野球のボールとは異なり、かなり滑りやすい仕様になっています。

そのため、日本のボールと比べて、どうしても握力が必要になり、指や爪にも負担が掛かりやすくなっています。

アメリカに渡った日本人選手がメジャーのボールにフィットできずに、調子を落としたり、怪我をしたりするケースが多くみられています。

エンゼルス時代の大谷翔平もピッチャーで登板した際にマメができたり、爪が割れたりといった怪我が幾度もみられました。

仮に怪我なく投げられたとしても、日本で投げていたように、ストレート以外の球種が機能するかも不透明です。

スライダーが曲がりすぎたり、スプリットが落ちずにすっぽ抜けたりと、コントロールにも苦戦する可能性もあります。

しばらくはボールに慣れ、そしてメジャーでの移動距離(時差ボケなど)に慣れていく必要があります。

1年目は怪我をせずに、ボールや環境にじっくりと慣れていくことができれば、2年目以降に大活躍できる可能性は十分にあります。

ドジャースの問題点

ドジャースには先発ピッチャー候補が豊富にいます。

山本由伸投手(26)とタイラー・グラスノー投手(31)を軸に、サイ・ヤング賞2度の実績を誇る左腕ブレイク・スネル投手(32)が先発の3本柱になりそうです。

残り3枠はトニー・ゴンソリン投手(30)や若手で期待のダスティン・メイ投手(27)がいます。

さらに、シーズン序盤には大谷翔平(30)の復帰も見込まれています。

ここに佐々木郎希投手(23)が加わることで、盤石の先発ローテーションのようにみえます。

しかし、ドジャースには大きな問題点があります。

それは、昨年の怪我人の多さです。

大谷選手は右肘の手術の影響で、ドジャース1年目を打者に専念して過ごしました。

今年度は投手としての復帰も期待されていますが、年間を通して投げ切れるかは不透明です。

山本選手も昨年は故障により、出場できない期間がありました。

その他、グラスノーやカーショーなども昨年は怪我に悩まされました。

いまのドジャースは先発ピッチャーの頭数は揃っているものの、年間を通してローテーションを守れるか分からない状態になっています。

ドジャースとしても、佐々木を大事に育てていきたいという想いがあり、なるべく登板間隔を空けるように対応することが考えられます。

しかし、先発ピッチャーの離脱によっては負担をしうる登板間隔になる可能性もあります。

そうなると、佐々木朗希への負荷が増え、怪我や体力が持たないといった懸念が出てきます。

このような不安材料により、ドジャース1年目での活躍はあまりできないのではないかと考えています。

もちろん、この予想を覆す大活躍を期待したいところです。

佐々木朗希の年俸は?

メジャーでは海外選手の青田買いを防ぐために「25歳ルール」というものがあり、23歳の佐々木はマイナー契約からのスタートになっています。

そのため、リーグ最低保証年俸となっています。

佐々木郎希の年俸は2025年が76万ドル(約1億1900万円)、2026年が78万ドル(約1億2200万円)、2027年は未定となっています。

2028年は年俸調停権を得るため、活躍次第では大幅な昇給が期待されます。

ロッテ時代の年俸は8000万だったので、マイナー契約の額よりもだいぶ少ないようにみえますが、日本選手の25歳以下の投手としては極めて高額な年俸でした。

日本野球とメジャーとでは、そもそも年俸に大きな差がありますね。

2025年の佐々木朗希の成績は?

2025年の佐々木朗希の成績を予想するのは難しいですが、メジャー1年目の適応期間を考慮しつつ、期待を込めて予想してみます。

予想成績(2025年)
  • 登板数:20試合
  • 勝敗:6勝8敗
  • 防御率:4.12
  • 奪三振数:122
  • 投球回数:105回

このような成績になるのではないでしょうか。理由については下で解説します。

予想の理由:

メジャー適応期間

最初のシーズンは、メジャーの環境に慣れることが最も重要なポイントとなります。

ボールの違いや移動、時差ボケなどにも影響され、最初は調整に時間がかかるかもしれません。

そのため、完璧な投球を見せるのは難しく、防御率が少し高めになる予想です。

球速と球種の変化

佐々木の持ち味である160km/hを超える速球や、スライダー、スプリットのコントロールがメジャーでも通用するかが鍵です。

メジャーリーガーは速球に慣れているため、佐々木が打者を圧倒するには、変化球や投球の精度を高める必要があります。

これが軌道に乗るまでに時間がかかるでしょう。

奪三振数

速球と変化球をうまく組み合わせれば、高い奪三振数を記録できる可能性は十分にありますが、メジャーの打者相手に三振を取る難しさも考慮し、少し控えめに予想します。

勝敗

メジャーの打線は強力なチームが多いため、7回まで好投をする試合もあれば、打ち込まれて早々に交代する試合も出てくるでしょう。

シーズン中には好不調の波があり、勝敗が安定しないことが予想されます。

総じて、2025年は佐々木朗希がメジャーの舞台に順応し、成長するための大切な1年となるでしょう。

その中で一定の成績を収め、2年目以降にさらなる飛躍を遂げる土台が築かれることを期待しています。

まとめ

佐々木朗希がドジャースに入団し、いよいよメジャーリーガーとしての第一歩を踏み出します。

期待が高まる一方で、メジャーでの成功にはいくつかの課題が待ち受けています。

まず、メジャーでは球速だけでは通用しません。

佐々木の持ち味である速球に加えて、スライダーやスプリットなどの球種がどれだけ効果的に機能するかが勝負の分かれ目です。

また、メジャーのボールや環境に適応するためには時間が必要で、特に1年目は怪我なく過ごし、じっくりと成長することが大切です。

ドジャースは、佐々木にとって最適な環境を提供してくれるチームであり、佐々木は2~3年後のエース候補としての期待がかかっています。

年俸はマイナー契約からスタートし、2027年までは控えめですが、順調に成長すれば2028年以降大きな昇給が待っているのではないでしょうか。

結論として、佐々木朗希のメジャーでの成功は時間がかかるかもしれませんが、適応力と成長力に期待がかかります。

焦らずじっくりと実力を磨き、数年後にはドジャースのエースとして活躍する姿を楽しみにしたいですね。

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